「車が必要なのに、修理に出しているから乗れない!」
「車に乗れない間に借りたレンタカー代を請求したい!」
「代車費用を請求してくれる専門家を探したい…!」
車が仕事や生活になくてはならないという方は、車を修理に出している間レンタカー等で代車を手配する必要があるかと思いますが、必ずしもそれら全額が認められるわけではありません。
代車を手配する前に以下の点に注意してください。
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代車費用はどんなときに認められる?
代車費用が認められるためには、代車を使用する必要性がなければなりません。
ですから、交通事故前に車を業務で使用している場合、自家用車でも通勤や通学などに使用していた場合には、代車の必要性が認められる可能性が高くなります。
またそのような使用状況でも、他に代替できる車がある場合、車を使用しなくても他に代替できる交通機関があった場合には、代車の必要性が認められない可能性があります。
車が必要だからといって、必ずしも代車費用が認められるわけではないので、注意が必要です。
代車はどのような車でもいいのか?
代車費用が認められるとして、代車がどのような車でもよいかというとそうではありません。
基本的には事故車との比較において代車として相当な車種(グレード)のものということになりますが、必ずしも全く同じグレードのものでよいか、というとそうではありません。
例えば事故車が高級外車であったとしても、特別な事情がない限り国産車の高級車で十分である、とする裁判例がほとんどです。
一般的には国産車で日額5000円~1万5000円程度、外国車で1万5000円~2万5000円程度の場合が多いです。
レンタカーを手配する場合は注意が必要です。
代車使用はどのくらいの期間認められるのか?
代車使用の認められる期間は、現実に修理又は買替えをするまでに要した期間ではなく、修理又は買替えに要する「相当期間」です。
その「相当期間」の判断に当たっては、修理や買替えそれ自体に要する期間の他に個々の事情に応じた考慮が必要ですが、一般的には1週間~2週間(買替の場合には、1ヶ月程度)が通例です。
長期間にわたり代車を手配した場合、その全額が認められない場合がありますので、注意が必要です。
代車の必要性や同等性、期間の相当性については、こちらの思い通りに認められるかどうか微妙なケースが少なくありません。
ですから、相手方が保険に加入している場合、前もって相手方の保険会社の了解を取ってから代車を手配するほうが望ましいです。
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